ってことで、監督んちにこっそり行く。玄関が閉っている。「御免下さ~い、」もちろん誰もいない。後ろから仲間が見てる。あたくしのノウハウで鍵を開ける。カラカラカラ戸を開け顔だけ突っ込み、「監督~」。もちろんいない。気分は空き巣だ。玄関にはいくつもの狼のお札やら骨董、上がってソロリソロリ。年代物の黒光りした床がギギギギと音を出す。「うぐいす張りか・・・」、突き当たりの古い戸板は開けず左手に回り込んで部屋に入ると、大小の陶器がずらーっと並んでいる。見回すと、たくさんの書物、たばこ、法螺貝。冷静に眺める。「なんじゃこの家は・・・時間が無い、任務を続けよう。ええと、金目の物はどこかな・・・いや、いかんいかん、そういうつもりで来たわけじゃぁない。」あたくし、頭を左右に激しく振って正気にもどった。その奥、仕事場らしき部屋・・・机の下・・・「お!これだな、確かに黒いかばんね。今から救出してあげますからね。まさかまた拳銃なんか入ってないだろか。」一応、中身を確認すると、白いケーブル、四角い薄い箱が無造作に入っている。「まさかまた爆弾なんか入ってないだろうなぁ。またじゃないか(笑)あれ監督の映画か、ユナ・ボマーのやつ、モンスターズインク!・・・じゃねえ、モンスターズクラブか。」ってことで、依頼のかばんを見事確保・・・してから、弾丸で東京へ向った。あたくし、がま口屋・村門とハッチ(犬)、雪駄屋・寿ん三。飲み食いしてたら監督現る。しばらくしたら渋川清彦氏登場。訳あってきーくんの髭の生え方を観察。迫る「ここにいる。」撮影の話しして、皆できーくんち行ってごちそうになる。ハッチが亀を見て狂った日。
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